筆頭世話人代表 新年のごあいさつ

 

      生涯一JAYCEE

JC卒業してからが本番

「もう一つのJC」がはじまる

日本JCシニア・クラブ

 

 全国のJCシニアの皆様、新年あけましておめでとうございます。新春にあたり、皆様のご健勝とご多幸を、お祈り申し上げます。

 さて、俳聖芭蕉は、「人生は旅である」と謂います。 そう、「人生=旅」なのかもしれません。今から約330年前に詠まれた「おくのほそ道」の序文にはこうあります。

『月日は百代(はくたい)の過客(かかく)にして、行きかふ年も又旅人也。船の上に生涯をうかべ、馬の口とらへて老いをむかふるものは、日々旅にして、旅を栖(すみか)とす。』(松尾芭蕉「おくのほそ道」序文(元禄7年:1694年))

※「百代」(はくたい)とは永遠という意味。「過客」(かかく)とは旅人のこと。「月日」には、「日付け」と「月と太陽」という2つの意味が込められています。

 

「月日は永遠にとどまることのない旅人であって、やってきては過ぎさる年もまた旅人である。船の上で一生はたらく船頭も、馬をひいて年をとっていく馬方も、日々が旅であって、旅そのものを常のすみかとしている。」

 芭蕉は命懸けの旅を通して、旅のなかに、「俳諧の理想」と「人生の意義」を求めたのだと思います。

 

さて、「JCもまた、ある一時期における旅」と言ってもいいでしょう。例えば、JCに10年在籍をして卒業したとすると、「JCという10年の旅を通して、人生を考え、社会と交わり、会社や家族のことで苦労した旅」だったのではないでしょうか?40歳卒業で、「JCという名の旅」はいったん終わります。 しかしながら、そのJCという名の旅で獲得した、考え方、経験、人脈、そして友情と情熱は、何にも代え難いものであり、むしろその後の人生に生きてくるのです。

 

 ある大先輩が、「JCを卒業して何十年にもなるが、いざJCの大会や行事となると『血湧き、肉躍る』」と仰っていました。それは、JCという名のDNAが身体に組み込まれているからだと思います。きっと、シニアの皆様、お一人お一人、それぞれが「生涯一JAYCEE」のDNAをもっていることと思います。

 日本JCシニア・クラブという「もう一つのJCの旅」を、ともにつくっていきましょう‼

 

楽しくなけりゃJCじゃない!

新たな出会いと感動と勇気を!

行こうJAYCEE 明日のために!

 

 全国のシニアの皆様のお越しを心からお待ちしております。

                                           2025年 元旦

 

2025年度 日本JCシニア・クラブ 

          筆頭世話人代表 村岡 兼幸

                  (由利本荘JC)

                

 

 

 

  •  1997年度日本JC 会頭